寒いつくばの冬を乗り越えよう

もう11月です。寒さも段々と深まり始めるシーズンが近づいてきています。今回は本格的な冬が始まる前に、つくばの冬を暖かく過ごす方法と気候や気温からつくばを注目してみたいと思います。あなたの知らないつくば・茨城の秘密が発見できるかもしれません。

つくば市は寒いって本当?

つくば市のある茨城県は、関東地方の北東部に位置しています。北部から北西部にかけて久慈山地・多賀山地などが存在し、鬼怒川や利根川をはじめ多くの川も流れています。また茨城県内の最高峰八溝山(1,022メートル)にはじめ、茨城県代表の山の筑波山など自然も多く残る美しい県です。

そんなつくば市・茨城県ですが、首都圏ともそう遠い距離ではないのですが実は気温が低い傾向にあります。下にある表は2017年(昨年)の1年間の各月の平均気温を表しています。つくば(館野)・東京・大阪・名古屋で比べてみましょう。

日平均気温の月平均値(℃)
都市名 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 年の平均
つくば(館野) 2017 3.3 5 6.8 13.2 18.7 20.8 26.4 25.2 21.7 15.8 9.6 4.2 14.2
東京 5.8 6.9 8.5 14.7 20 22 27.3 26.4 22.8 16.8 11.9 6.6 15.8
大阪 6.2 6.3 9.2 15.7 21.1 22.7 28.8 29.2 24.4 18.4 12.6 7 16.8
名古屋 4.8 5.2 8.4 14.7 20.5 22.4 28.1 28.1 23.6 17.9 11.5 5.7 15.9

年間を通じてつくば(館野)は他の3地区に比べ気温が低いです。特に寒さの厳しい1月では、一番距的に近い東京より2.5度、一番高い大阪とでは2.9度も差があります。実際に数値にしてみると、違いが分かるものです。

茨城県の気候の傾向

気温データからつくば(館野)が東京・大阪・名古屋と比べても、平均気温が低いことが分かりました。どうして他の地区と差が出るのか、茨城県内の気候の傾向を解説します。

天候から見た茨城県

関東圏に含まれる茨城県は、春・秋は移動性高気圧、夏は太平洋高気圧、冬は西高東低の冬型の気圧配置の関係上快晴になる日が多く、全国的にみても晴天率の高い地域になっています。ですが茨城県(特に南部地域)には、「筑波おろし」と呼ばれるからっ風が吹きます。冬になると日本海側は多くの雪が降り積もります。この雪を日本海側に運んだ風が、筑波山から関東平野に吹き降ろします。この北風が「筑波おろし」と呼ばれています。水分の少ない風なので、普通の北風よりさらに寒く感じます。この寒い北風がつくば(茨城)が寒いといわれる原因のひとつと考えられます。ですが特に冬季間の晴天率は高く雪もあまり降りませんが、寒気の関係で水戸などでは時々大雪にみまわれる場合があります。

気温から見た茨城県

先程のデータが物語っているように、関東地方の北東部に位置していることから、全体的に気温が低い傾向になっています。ですが全国的に比較すると、1年を通じて温暖な気候であり、とても暮らしやすいです。そして晴天が多いですが降水量も年間を通じて平均的にあります。他県では猛威を振るう台風も、比較的茨城県の東側や南側を通過する場合が多くので、被害が少ないのも特徴です。

気候や気温などから見ても、つくば(茨城県)は、過ごしやすい地域です。

ぽかぽかに過ごそう!

雪が降る地域には雪の対策を!筑波おろしなど北風が強いなら、北風に負けない寒さの対策を!便利グッズなどを利用して、ひと手間加えるだけで段違いに寒さを予防できます。ここでは、つくばや茨城県でぽかぽかに冬を過ごす方法を考えてみましょう。

空気にも重さがあるのです

普段何気なく生活していますが、空気にも重さがあります。空気の性質上、気温によって冷たい空気は比重が重く、暖かい空気は軽い傾向があります。その性質によって、冬の寒い・冷たい空気は重く、床付近にたまってしまいます。その反対にせっかく暖めても暖かい空気は軽いので、上の部分にたまってしまいます。この性質を理解して、上手に対策しましょう。

空気の層で寒さを防ぐ

夏、窓の近くに行くと熱い熱気を感じると思います。夏場窓からは約73%もの熱が入ってくると言われています。そしてその反対の冬は、暖房をしているにもかかわらず約58%の熱が窓から外へ奪われてしまいます。(引用先:一般社団法人日本建材・住宅設備産業協会 http://www.kensankyo.org/syoene/qanda/mado/a_9.html

なのでまず、寒い冬を乗り切る方法として防寒対策に取り組みたい部分は「窓」です。

そこで安価で効果バツグンの素材が「エアパッキン」です。エアパッキンと言っても伝わりづらいかも知れませんが、壊れやすいものに巻きついている「プチプチ」と言ったら分かりやすいかも知れません。凸凹の面を窓面に接するようにプチプチを窓に貼り付けるだけです。空気の層を人工的に作って、外に逃げるはずの熱を防ぐことができます。見ばえは少し劣ってしまうかもしれませんが、効果としてはバツグンです。効果と見ばえの両方を・・・と考えるならば、市販品では専用の断熱シートも販売されていますので、検討してみましょう。

1枚プラス!エコをしながらあったか生活

今はフローリングの床も多くなっています。ですが冬場のフローリングは寒い!そこで役に立つグッズが「アルミシート」です。裏面にポリエチレンシートが貼ってあるタイプのものは、より保温性が高くなりあったかです。ラグやカーペットをの下にアルミシートを敷けば、足元がふんわり暖かく、床下からの冷気を防ぎ、床冷えを軽減してくれます。暖房だけに頼らない、エコな防寒対策!暖房だけに頼らない工夫をしてみませんか?

暖房器具を上手に使おう

いくらエコな防寒対策をと言っても、冬の生活にとって暖房は必需品です。現在の賃貸物件は、エアコン完備の物件も多くあります。エアコンの最大の利点は、ボタン(電源)を押すだけでスピーディに部屋を温めてくれることです。ですが気になるのはやっぱり電気代。寒い日が続き、エアコンをつけっ放しになってしまう場面もあるかも知れません。そしてエアコンの最大の欠点は、冷房の時より暖房の方が出力が多く必要のため、冬の電気代のほうが高くなってしまうことが多いことです。複数の暖房器具をうまく使いながら、つくばの冬を暖かく、そして節電しながら過ごす!あったかライフを考えてみましょう。

暖房器具の原理

暖房器具は、熱の伝導を利用しながら部屋を暖めています。熱の伝導は大きく分けて3種類があります。それぞれの特徴を理解し、暖房器具を上手に使いましょう。

  • 対流式暖房:室内に暖かい空気を出して空気の流れを作り、その空気を移動することで部屋全体を暖める暖房です。暖かい空気は上に溜まりやすいく、足元などの空気が暖まりづらい傾向があります。(代表暖房器具)エアコン・ファンヒーター・電気ストーブなど。
  • 伝導式暖房:熱源媒体に直接触れることによって効果が感じられる暖房です。熱が高い方から低い方へ伝わっていきます。触れている部分は暖かいですが、部屋全体の空気を暖めることはできません。(代表暖房器具)ホットカーペット・電気毛布・湯たんぽなど。
  • 輻射(ふくしゃ)式暖房:遠赤外線の効果によって暖まる暖房です。熱が向かう方向にあるものを暖めてくれます。(代表暖房器具)ハロゲン、オイルヒーター、床暖房など。

この3種類を上手に使いこなすことにより、部屋の暖かさも格段に変化します。そして省エネにもつながります。

エアコンの上手なテクニック

冬をエアコンだけで乗り切っている方も多くいるのではないでしょうか。エアコンを上手に運転することで、節電につながる上手なテクニックをご紹介します。簡単にできる方法ですので、すぐにでも実践してみて下さい。

  1. できるだけ低く温度を設定しよう
    エアコンは室内の冷えた温度を、設定した温度に対応させるためにエネルギー(電気)が使われます。なので設定温度をできるだけ低めに抑えれば、電気代も抑えられます。ですが体が資本です。無理のない設定温度を心がけましょう。
  2. 自動運転モードを利用しよう
    電気代を節約しようと電源のオン・オフを繰り返えす事が、かえって電力を消耗し電気代がかかってしまいます。そしてエアコンの始動はかなり電力を消費します。運転モードを自動運転や省エネ運転で使用し、こまめなオン・オフの切り替えをしないように心がけましょう

エアコン+αで暖かく

エアコンはボタンひとつでつけられ、部屋全体をスピーディーに暖められる便利な暖房器具ですが、設定温度に対して体感温度が低く感じられる傾向があります。設定温度をなるべく上昇せずに体感温度を暖かく感じるには、他の暖房器具と組み合わせるとより効果的になります。

  • 部屋全体を暖める組み合わせ

エアコンから出た暖かい空気は、部屋の天井のほうへ溜まっていきます。部屋全体を暖めるためには、その暖かくなった空気を下に送ることが必要になります。例えば風向きルーバーを「下向き」に設定しておくこともひとつの方法です。そこで重宝するのが、夏に使用していた扇風機やサーキュレーターです。扇風機やサーキュレーターを上に向けてまわすことによって、風は直接自分に当たらないので体感温度も低くなりません。空気の流動の効果で、温風が循環し部屋全体が効率よく温かくなります。

エアコン以外の暖房機もうまく利用しよう

エアコン以外でも部屋全体を暖められる暖房器具はあります。ヒーターなども室内全体を暖めるには効果的な暖房器具です。ヒーターとひとことで言っても、さまざまな種類が存在しています。例えばセラミックファンヒーターや石油ファンヒーター、ガスファンヒーターなどは、温風で暖めるタイプです。セラミックファンヒーターはエアコンと似ていて、電気で温風を送り部屋を暖めることができます。ヒーターは立ち上がりが早いタイプも多いのが特徴です。温風で暖めるタイプ(対流式)や、赤外線でじんわり暖めるタイプ(輻射式)など、自分の生活スタイルに合った暖房器具をセレクトすることが大切です。「エアコン+ホットカーペット」や「ファンヒーター+こたつ」など、いろいろ工夫してみましょう。

寒い日に気をつけたいこと

今までは暖かく過ごすことをポイントにご紹介してきました。ここでは寒い日に気をつけたいことを解説します。今までは自分ですることのなかった対策も、一人暮らしなど生活環境が変われば自分でする場面もあります。「寒さは水道管の大敵です。水道管が凍結しないように、防寒対策をしましょう。」とつくば市役所でも注意喚起のページが公開されています。

つくば市役所 水道管の凍結防止 http://www.city.tsukuba.lg.jp/kurashi/kankyo/suido/chishiki/1000902.html

ライフラインを守るために

水道は一度凍ってしまうと解けるまで時間がかかります。なので凍らせないための方法になります。

  • 水道から少し水を出したままにする。

少しもったいない気持ちになりますが、凍結防止には一番効果的な方法です。出している水はうっすら水の線になる感じで大丈夫です。水は流れていると凍りません。

  • 使わない水道や給湯器は水抜きをしよう

中に水が残った状態で凍り始めると、中の水が徐々に凍り、膨張することにより水道管の破裂や破損の原因になる場合があります。水道や給湯器など水を使う製品には「止水栓」や「水抜き」が付属しています。分からない場合は説明書をよく読み、対応しましょう。

そして特に注意してほしいのは、冬季間に数日家を留守にする場合です。年末年始の帰省やウインタースポーツなどの行楽などの場合、急に気温が下がってしまっても対応できません。帰ってきたら水道が出ない!など不測の事態もありえるからです。

もし凍ってしまったら

注意していても水道が凍結してしまう場合も考えられます。困った!時の対処法を解説します。焦った時ほど落ちついて行動することが大切です。

水道が凍結して出ない場合、ほとんどの原因は蛇口部分での凍結や水道管部分での凍結です。その場合は、その凍結している部分をヒーターなどで全体的に周辺を温め、凍結を促すことしかできません。水道を早く出したい気持ちは分かりますが、熱湯をかけて溶かすことはNGです。凍って冷えている所に熱湯をかけることにより、今度は熱膨張が発生します。配管の破裂の原因につながりますので、気長に待つ!これが最善の方法です。

もし凍結から水道管が破裂して水漏れの状態になった場合は、「止水栓」で水を止めましょう。そして賃貸の場合は、まず管理会社(又は大家)へ連絡し指示を仰ぎましょう。この状態になった場合は、最終的には専門の業者への以来が必要な場合がほとんどです。プロに任せることをおすすめします。

自分に合った準備で暖かい冬を

これから迎えるつくばの冬をテーマに、つくばを含めた茨城の気候のことやこれから必需品となる暖房機など、さまざまな部分からせまってみました。エコや節電も大切ですが、一番大切なのは皆さんの健康です。自分の暮らしや体調に合わせながら、暖かいつくばの冬をお過ごしください。