防犯について考えよう

進学の関係で我が子を初めて一人暮らしさせる親御さんも、たくさんいらっしゃると思います。そしてそろそろ物件選びを・・・と思っている方もいらっしゃるかもしれません。生活する中で、危険と考えられる事柄もいろいろです。地震や大雨などの自然災害も危険と考えられますが、防止策を取ったからといって、発生しない訳ではありません。ですがその中でも未然に対策可能なものが、犯罪行為です。一人暮らしともなると部屋にいない時間帯も長いので、より一層の注意が必要です。今回はつくば市の防犯の現状や、対策を含めて解説していきたいと思います。

住宅を狙った空き巣などの犯罪

毎年警察庁の「住まいる防犯110番」にて住まいの防犯対策についていろいろなデータを紹介しています。その「データで見る侵入犯罪の脅威」によると、一戸建住宅や共同住宅を狙った「空き巣」「忍込み」「居抜き」といった侵入窃盗の認知件数が、は73,122件(平成29年)発生しました。また、住宅対象侵入窃盗は37,027件(平成29年)にものぼっています。

上は「侵入窃盗の発生場所別認知件数」と「侵入窃盗の手口別認知件数」をグラフ化にしたものです。半数以上が住宅の被害、そして35%が空き巣という人がいない状況での犯罪です。計算すると住宅対象侵入強盗は1日に約101件発生している計算になります。そして一番怖いのが、誰もいないと思って侵入したはずがタイミングが重なってしまい、帰宅した家人と鉢合わせという場面も考えられます。その犯罪は、空き巣から強盗に変身することになり、最悪危害を加えられてしまう可能性もあるのです。自分の家は大丈夫!その過信が犯罪に合う糸口になってしまうかも知れません。

身近な物でも○○に変わる

自分では何気ない気持ちでそこにおいていても、家屋に侵入する武器や凶器に変わる場合もあります。犯罪の侵入者は、さまざまな方法で建物に侵入しようと構えてきます。手口を変え、侵入を試みる状況です。

  • バール
  • ドライバー
  • 電気ドリル
  • ニッパー
  • レンチプライヤー
  • かなづち

など、どこのお宅でもひとつ位はありそうなものでも、侵入のための武器となり、鉢合わせなどになった場合は凶器にもなってしまいます。日頃から目に付く場所には置かないなどの簡単にできる防止策を試みましょう。

これから物件を選ぶ際の、防止策ポイント

女性の方は特に、便利な立地などの条件も選ぶポイントですが、防犯面での部分も重要視している方も多いのではないでしょうか。ここでは防犯面を高めるための物件選びを考えてみたいと思います。

物件を選ぶ時、重要視するポイントは?

物件を選ぶ際に重視するポイントランキングでは、

1位:家賃・価格 91.5%
2位:間取り 82.0%
3位:最寄駅からの徒歩分数 76.0%
3位:面積・広さ 76.0%
5位:路線・駅やエリア 74.5%

が上位を占めているのが現状です。(引用先:SUUMO(スーモ)ジャーナル

ですが防犯面を重点に考えて物件を選ぶ際には、

  • 2階以上の物件を選ぶ
  • TVモニター付きインターホン付きの物件を選ぶ
  • オートロック機能付きの物件を選ぶ

などの項目がポイントとなっているようです。1階の物件では、侵入もしやすく、部屋の中も覗かれる可能性を危惧している結果と思われます。

そして物件の設備などの他にも、気をつけたいポイントとしては、

  • 街頭などが多く、通りが明るい
  • 人通りなどがにある
  • 大家・管理人など、連絡がすぐにできる(緊急時SOSが出せる)
  • 治安の悪くない地域である

などの部分にも注意をして、環境面から防犯を高める部分も重要です。

つくば市の防犯対策は?

茨城県警の調査で、市町村別認知件数・犯罪率(確定値)などがホームページに発表されています。茨城県内の各市町村別は以下通りになっています。(犯罪率順位はワーストからの順位になっています。ご注意ください。)

つくば市の犯罪の認知件数・犯罪率は以下の通りになっています。

刑法犯総数:2,293件(平成29年12月末)

1,000人あたりの犯罪率:9.818%

犯罪率順位(ワースト):10位(44市町村中)

人口が多くなってしまうと、やはり犯罪につながる事例も多くなってしまうのが現状なのでしょう。警察での取り締まりももちろんですが、つくば市の自体でも、防犯につながる取り組みをいろいろと行なっています。地域が一体となり、防犯を高める強い意識が伺えます。

防犯・環境美化サポーターの活動

「安全で安心して暮らせる街の実現」を目指しているつくば市は、各種防犯施策を実施しています。2人1組5班編成で行い、青色回転灯が目印の 「つくば市防犯サポーター車」巡回しています。

  • 防犯パトロール
  • 金融機関などへの立寄り警戒
  • 通学路のパトロール
  • 防犯広報
  • セグウェイパトロール
  • TX各駅周辺の徒歩パトロール
  • 市内の自警団との合同パトロール

などの活動を行い、防犯に努めています。

つくば市ジョギングパトロール(ジョグパト)

つくば市には、日頃のジョギングやウォーキング、ペットの散歩などを行ないながら、地域のパトロールを行う「ジョギングパトロール(通称ジョグパト)」があります。この活動の参加者は、「ジョグパト隊員」と呼ばれ、ボランティアで活動を行なってくれています。地域住民が一体となって、安全・安心なまちづくりに貢献しています。

自警団による防犯パトロール活動

つくば市内には、104団体、約6,300人の方が自警団として地域に根付いた防犯活動を展開しています。

つくば市は、TX沿線開発や圏央道の一部開通などの周辺の変化によって、生活環境がめまぐるしく変化しているのが現状です。ですが自警団の方の活動を通じて、犯罪は減少傾向になっています。地元の安全を真剣に考え、行動している方がいる防犯意識の高い地域です。

他にも「茨城県警防犯情報等メール配信サービス」や、「不審者情報(茨城県教育委員会)」などさまざまな防犯対策を行なっています。

ターゲットにならないための工夫

地域が防犯に対策していても、個人の対策がされていなければ意味がありません。犯罪のターゲットにならないための対策を考えてみましょう。侵入窃盗の手口としては、ガラス破りも多いのですが、実は無締りも多いのが現状です。無締りとは、施錠されていない場所を探して侵入し金品などを盗むこと。(実用日本語表現辞典)=「鍵の閉め忘れ」ということです。これではいくら防犯面の高い住宅でも意味がありません。そして泥棒の心理状態とすれば、「家人が留守であり、侵入しやすく、逃げやすい家」を探しています。ですから、実際は犯行前に下見を行い、家人が留守にしている時間帯を調べたり、侵入経路・逃走経路の確認などを行なっている場合も考えられます。をしている可能性があります。不審者を見かけた時は、必要によって110番通報することも頭の中に入れておきましょう。

日々の工夫で防犯率を高めよう

日々の生活の中のちょっとした工夫により、犯罪被害のターゲットから外れることもあります。自分のできることから実施してみましょう。

  • 郵便受けを一杯にしない。:郵便がたまっていることで、家人の不在を不審者に知られてしまいます。こまめに回収することで、不在の時間帯を悟られないように対策しましょう。
  • 洗濯物を干しっぱなしにしない。:特に夜間に明かりもなく洗濯物を干してあるのは、不在を知らせるシグナルになります。
  • 照明が消えている時間帯が多い。:仕事上夜間に不在の方もいらっしゃると思います。連日照明がつかないことで、不在時間帯を知らせてしまっています。

など、少し気を回せば回避できるポイントもあります。毎日とはいかなくても、不在時間帯に照明をつけていくなど、自分なりの工夫をすることも大切です。

泥棒を撃退する方法

必ず入られないようにすることは不可能かもしれませんが、この家は難しいと思わせることが防止への第一歩です。いかに心理的に入りにく状況を作り出していけるかが大切です。いろいろな方法を積極的に取り入れてみましょう。

  • センサーライトを取り付けることにより、明かりでの対策。
  • 防犯ステッカーや防犯カメラ(ダミー可)などの取り付けによる、視覚からの対策。
  • 玄関のカギを複数つけるなどの対策。

まずは相手に「この家は防犯意識がある」と認識つけることで、何かしらの対策をすることによって泥棒に「この家は防犯意識の高い家である」ということをアピールし、犯行を諦めさせるきっかけにつながります。

防犯面を重視した物件の選び方まとめ

家賃・立地・防犯などずべてをそろえた物件というのは、なかなか見つからないかもしれません。また地域の防犯に対する治安や対策、地域の環境変化などいろいろです。選んだ時は最適であったとしても、時代の変化によって変わってくる場合もあるのです。

周辺の環境や人通りなども考慮に入れることが大切

手間はかかるかも知れませんが一番大切なことは、物件情報だけに頼らず、自分の目で見て確認することです。物件情報には、街頭の数や明るさ、人通りなどは記載されていません。その時間帯に自分の目で確かめてみることをおすすめします。通学や通勤は日常生活の中で欠かせないことです。

  • 街頭が適度にあり、道を歩くときに不安を感じない。
  • 人通りがそこそこあり、大きな道からあまり離れていない。
  • 交番やコンビニなど、24時間人が待機している施設が存在する。
  • 助けを求められる民家や店舗が存在する。
  • 繁華街などの周辺でない

など、自分が不安に感じない要素を物件を探す際に取り入れるだけでも、違ってきます。また住み始めた後でも、周辺を探索したり、周囲の人とコミュニケーションを図ったりなども、効果的です。

オートロック機能での防犯

防犯のひとつのツールとしてオートロック機能があります。実際オートロック機能はどのくらい実際の防犯に役立つ設備なのでしょうか。解説していきましょう。

まずオートロックとは、建物内に共用玄関のドアがあり、外からドアを開けるためには、鍵や暗証番号などを用いるか、居住者などに内側から鍵を解除してもらう必要があるものと国土交通省により定義されています。

引用先:国土交通省住宅局『平成 25年 住生活総合調査結果

オートロックの種類

簡単にオートロックとひとことで表していますが、下のようにいろいろな種類があります。

  • 集合キー式(部屋についている鍵と同じものでエントランスを解錠する)
  • 暗証番号式(テンキーで暗証番号を入力して解錠する)
  • カードキー式(磁気カードやICカードを使用し解錠する)
  • 指紋認証式(指の指紋をセンサーにかざし解錠させる)など

セキュリティの高さが付随される分、それに合わせてオートロック式の物件は割高になってしまうのは仕方がありません。ですがオートロックがついているから大丈夫なのではありません。日々のちょっとした気持ちの緩みなどが犯罪へ巻き込まれることもあります。注意しましょう。

自宅の玄関にオートロックをつける

オートロック物件まで手は出せないが防犯面を強化したい!そのような考えの方には後付タイプの商品も存在しています。スマートフォンなどの電子機器を通じて開錠や施錠を行うスマートロックや、暗証番号を入力するオートロックなど、たくさんの種類が販売されています。

  • 自分に合った使いやすいものを選びましょう

スマートロックは購入後、自分で取り付ける場合がほとんどです。簡単に取り付けられるものもあれば、専門的な工具が必要なタイプもあります。またスマートロック自体でどんな不具合が起こる場合があるのか、確認することも大切です。

  • もしもの時に対応可能か確認しましょう

例えば不測の事態が起きた場合、どのような動作を取ればいいのかなどもしっかりと理解しておきましょう。例えば、家で火災が発生した場合や、スマートフォンの電源切れなどの場合の対処方法などがあるようなら、把握しておきましょう。また室温が上がった場合など緊急事態の場合、自動で鍵が開くようになっているタイプのものなど様々なものがあります。購入の際いろいろ調べて、自分に合うものを取りつけるようにしましょう。

防犯グッズをうまく使おう

オートロックまで大掛かりでなくても、防犯効果を高められるグッズはたくさんあります。費用も抑えながら、効果的な防犯を目指しましょう。

  • お手軽防犯グッズ【防犯カメラ】

本物の防犯カメラは費用もかかります。まずはお手頃な価格で用意ができる「防犯カメラのダミーカメラ」も方法のひとつです。今は光が出るようになっていたり、見た目でも分かりずらく工夫してある商品もあります。絶対的な抑制力は少ないかもしれませんが、警戒心を持たせるには効果があるかも知れません。

  • お手軽防犯グッズ【防犯フィルム】

侵入の手口として多いのがガラスを壊しての侵入です。その防止策として効果的なのが、防犯フィルムです。こちらもいろいろな商品が販売されています。その中でも「防犯防止」と記載されているものをおすすめします。そして厚さも大切なポイントです。350ミクロン以上のものを選びましょう。

防犯力を高めるために

今回は防犯について解説してきました。いろいろな開発により、つくば市の環境や取り巻く状況も、日々変化しています。もちろん行政や警察などの力も必要ですが、地域の力や個人の意識でも、防犯力は高められます。一人暮らしをする際には、今一度防犯について検討してもらえたらと思います。

そして物件に対しての防犯の不安などは、住まいのスペシャリストに相談することもひとつの方法です。住宅に関するお困りごとなどがありましたら、ぜひお気軽にアジア住販へご相談ください。

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